2020年、仁木町にあるル・レーヴ・ワイナリー本間夫妻のところで研修をしていました。
本間さんのご好意により本間さんが育てたブドウでワインを小ロット仕込ませていただきました。(98本分)
当初2021年1月頃のリリースを予定していましたが、特殊な仕込みをした影響かすぐにリリースできるような感じではなく、味わいのバランスがよくありませんでした。
瓶内で少し落ち着かせたことにより5月頃には個人的にも大丈夫なラインになってきたので、2021年6月頃に信頼する方とワインのティスティングを行い、香りと味わいのバランスが5月の時よりも良くなっているのを確認することができています。
現在は倉庫で寝かせていますが、私がティスティングするたびに本数が減っています。笑
イベント用もしくは後志管内の酒屋様および飲食店様でのリリースを検討中です。
●丸眼鏡微泡(ロゼペティアン)
産地:北海道/仁木
品種:シャルドネ70%、ドルンフェルダー30%(ル・レーヴ・ワイナリーの自社畑、樹齢5年)
バスケットプレスにて、シャルドネは除梗、ドルンフェルダーは全房でプレス。果汁はドルンフェルダーの影響でかなり赤に近い色合いでした。
ジュースにシャルドネの果皮だけを戻し入れ、約3週間の果皮の漬け込みを行いました。
造る時のイメージは八朔のような爽やかで苦味のあるフレッシュなペティアン(グビグビ飲めるビールのような感じ)を目指したのですが、苦味の抽出がやや強く、漬け込み期間が長すぎたなと反省しております。
※本数が少なくラベルを造ると高かったというケチな理由で自宅にあるプリンターで文字だけの簡易的なラベルを作って貼っただけで、デザイン性は皆無です。
写真左:収穫直後のドルンフェルダーとシャルドネ。病果のない健全なものばかりで良い年でした。
写真右:除梗したシャルドネ。画質が悪くなければ宝石のようにキラキラして綺麗です。
写真左:プレス後の果汁に果皮を戻し入れた様子。
写真右:2020年の醸造メンバー。左から本間夫妻、杉田翔くん、礼くん、後ろに立ってるのがワタシ。